シャントトラブル(狭窄・閉塞)

どうしてトラブルが起こるの?

シャントトラブルを起こす確率は透析導入患者さまの約30~40%に認められています。特に高齢の方、糖尿病がある方ではシャント血管内が狭くなる狭窄が生じやすく、治療後の再狭窄率も高いといわれています。

狭窄の原因は吻合部や血管分岐部など血液の流れが乱流する場所に生じやすくなります。また、穿刺による影響もあります。個人差はありますが狭窄は血液透析に伴って進行していきます。

狭窄が進行するとどうなるの?

狭窄が進行し、透析ができなくなる程の狭窄が生じてしまうと、血管内治療の成功率が低くなる、治療後短期間で再狭窄が生じる、治療による急激なシャント血流の改善が心臓の負担になるといったことが起きます。

また、狭窄を放置すると血管が詰まる閉塞をきたしやすくなります。慢性狭窄による閉塞は穿刺できる範囲が制限されたり、血管内治療の成功率が低くなります。予想外に閉塞をきたすことはシャントの寿命を悪くするだけでなく、自分を取り巻く環境が激変してしまう事象です。

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