治療後再び狭窄や閉塞を起こさないために治療頻度を調節する必要があります。特に慢性閉塞してしまったシャントは治療後2週間以内は再狭窄しやすい状態です。そのため再狭窄に影響を与える他の因子として血管径、流入血流速度、凝固系などの因子も調節しなければなりません。
単純に1回だけ治療して良くなることはまずありません。治療を繰り返すことで血管径の発達を促したり、シャント全体のバランスを整え流入血流速度を改善したり、抗凝固薬内服を併用し、閉塞しにくい環境を整えていきます。
適切な管理として6週おきに検査を行い、必要があれば6週ごとに血管内治療を行います。逆に6週ごとのエコー検査で経過が良く問題なければ3か月毎、6か月毎の検査期間となります。
閉塞治療後に対しては1週目、2週間後にも検査を行い細かくシャントの状態を把握し治療方針を決めていきます。人によっては連日治療する場合もあります。頻回の治療を行っても状況が変わらない場合は断念する場合があります。
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