静岡県富士市の人工透析と腎臓内科、生活習慣病外来のクリニック

シャント管理・治療

シャント管理・治療について

透析毎のシャントチェック、定期的なシャントエコー検査、患者さまへのシャント管理指導を行いシャントトラブルの早期発見、治療に努めています。また、手術室を完備しておりシャントトラブルに対応可能です。

エコー風景

シャント管理・治療で安心の透析生活を

シャントは透析治療に欠かせない「命の血管」です。当院では、シャントを長く安全にお使いいただくため、専門医による定期的な診察と適切な管理を行っています。毎回の透析前には、血流の音(シャント音)や振動(スリル)を確認し、異常の早期発見に努めます。狭窄や閉塞の兆候が見られた場合は、超音波検査などで詳しく評価し、必要に応じてシャントPTA(経皮的血管形成術)などの治療を速やかに実施いたします。日常生活でのシャント保護の方法や、異常を感じたときの対処法についても丁寧に指導いたします。大切なシャントを守り、安定した透析治療を続けていきましょう。

expand_more Q. シャントの異常はどうやって気づけますか?
A. 毎日、ご自身でシャントを触って確認する習慣をつけましょう。正常なシャントは「ザーザー」という連続した音が聞こえ、触ると「ビリビリ」とした振動(スリル)を感じます。音が弱くなった、振動が感じられない、腕が腫れた、痛みがある、シャント部分が熱を持っている、などの症状があればすぐにご連絡ください。早期発見が治療成功の鍵となります。
expand_more Q. 日常生活でシャントを守るために注意することは?
A. シャント側の腕で重い荷物を持たない、きつい衣服や時計・アクセサリーで圧迫しない、血圧測定はシャントのない側で行う、などが基本です。就寝時はシャント側の腕を下にして寝ないようにしましょう。また、シャント部分をぶつけたり怪我をしないよう注意してください。入浴後は清潔に保ち、乾燥や感染を防ぐため保湿も心がけましょう
expand_more Q. シャント診察、治療時は送迎は利用できますか?
A. 利用可能です。ご希望の際はご相談ください。
expand_more Q. シャントの異常(音がしない等)があった場合、診てもらえますか?
A. できるだけ迅速に対応いたします。シャント異常があった場合にはすぐにご連絡ください。
expand_more Q. シャントPTA(経皮的血管形成術)とはどんな治療ですか?
A. シャントが狭くなった場合に行う治療です。カテーテルという細い管を血管内に挿入し、狭くなった部分を風船(バルーン)で広げます。局所麻酔で行い、手術時間は30分〜1時間程度です。入院の必要はなく、日帰りまたは短期入院で対応できます。血流を改善することで、シャントの寿命を延ばし、透析効率を維持できます。定期的な検査で早めに対処することが重要です。
expand_more Q. シャントの寿命はどのくらいですか?
A. シャントの寿命は個人差が大きく、数年から10年以上使える方もいらっしゃいます。日常の管理状態、血管の状態、透析条件などによって変わります。適切な穿刺技術、血圧や糖尿病などの基礎疾患の管理、定期的な血管評価により、シャントを長持ちさせることができます。当院では血管外科専門医が、シャントの延命と再建に力を入れています。

お気軽にお問い合わせください

TEL.0545-22-6530
FAX.0545-22-6531

月〜土8:00~18:30