治療の流れ

腎臓内科・生活習慣病の治療の流れ

腎臓病は早期発見・早期治療が重要です。当院では、初診から継続的な管理まで、患者さま一人ひとりに寄り添った診療を行っています。3つのステップで治療の流れをご説明いたします。

STEP1：初診・詳しい検査と診断（初回）

まずは問診で、現在の症状、既往歴、服用中のお薬、生活習慣などを詳しくお伺いします。その後、血液検査・尿検査を実施し、腎機能（クレアチニン、eGFR）、たんぱく尿、血糖値、電解質などを調べます。必要に応じて、超音波検査やCT検査で腎臓の形態も評価します。これらの検査結果をもとに、腎臓病の種類や進行度を判断し、病状について分かりやすくご説明いたします。患者さまのご不安や疑問にも丁寧にお答えし、治療方針を一緒に決めていきます。

STEP2：治療計画の立案と開始

診断に基づき、患者さまに最適な治療計画を立てます。慢性腎臓病（CKD）の進行を抑えるための薬物療法、血圧管理、血糖コントロールなどを組み合わせて行います。食事療法も重要な柱となりますので、管理栄養士による栄養指導を実施し、塩分・たんぱく質・カリウムなどの適切な摂取量をご提案します。また、生活習慣の見直しや適度な運動についてもアドバイスいたします。治療の目標や日常生活での注意点を明確にし、無理なく続けられるサポート体制を整えます。

STEP3：定期的な経過観察と治療の調整

治療開始後は、定期的な外来受診で腎機能の変化をモニタリングします。血液検査・尿検査を通じて、治療効果を評価し、必要に応じてお薬の種類や量を調整します。病状の進行が見られる場合は、より専門的な治療や透析導入の準備についてもご相談します。当院では、透析が必要になった場合もスムーズに移行できる体制を整えており、シャント造設や透析療法の選択についても早い段階から情報提供いたします。長期的に腎臓を守り、患者さまのQOL（生活の質）を維持することを目指します。

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